2011年11月20日日曜日

11.19 教育実習記1

昨日実習が終わりました。
Tbの先輩の母校。

ふぃー。
実習記と言えるほどのことは書きませんが、ちょっとだけ。

改めて、教師になりたくなりました。

2週間で子どものことほんの少ししか知れないし、ちょっと不器用だったり癖のある子だったら、良い面が見えるのに見せてはくれなかったり。
日に日に良いところそうではないところ、色々見えてきました。
この子達のことをもっと知りたい、関わり合いたい、と思ったけど、実習生ではやっぱりムリです。
だから、子ども達のこと、もっと深くみられるように、教師になりたい、と思いました。

附属では、高学年は教科担任制なので、担任の先生以外にも指導していただきました。
ていうか、担任の先生の授業全然やらなかった…。
でもどの先生もすごくよく観てくださって、ほんとにいい先生方だった。
子ども達にとってはもちろん先生だけど、例えそれが仕事でも、わたし達実習生にとってもほんとにいい先生でした。

授業では国語と算数と理科をやりました。
理科は最後色々な先生に見ていただく公開授業でやったので、指導案の本時の目標や展開だけではなく、児童観、教材観、指導観などの、細かいところまで書きました。
大学の中等理科の先生が見に来てくださって、心強かった!

授業前にやった模擬授業の板書を。


算数は「整数のきまり」ってとこの導入。
ここから、奇数偶数、倍数約数なんかについてやっていく単元です。
カレンダーのきまりを探しました。
















理科は振り子のところをやりました。
本番の写真、先生が撮ってプレゼントしてくれました。
またアップするぞ。
そうだ、本番の板書は誉められました!
実習を通して、なかなか読める字になったでしょ?
まだまだ字乱れてるけど…。

教材観については、振り子についての理解と、振り子を通して何を学習するかを理解しないと書けません。
振り子はエネルギー(物理)分野の「エネルギーの見方」を学習するところです。
振り子以前には3年生の「風とゴム」という単元でも、エネルギーの見方を扱っています。

風とゴムでは、加えた力がそのまま現れる、という、一方向のベクトルで表されるものでした。
例えばゴム車では、ゴムを伸ばせば伸ばした分だけ前に進みます。

振り子だったら、加えた変化によって振り子が一往復する周期が変わります。
そんで、振り子の周期を変えるのに考えられる条件が3つくらい考えられます。
振り子の長さとおもりの重さと振り子の振れ幅。
それらのどの条件が振り子の周期を変えるのかを調べるために、実験の条件制御をする必要があります。
長さを調べたいなら、おもりの重さと振れ幅は統一して行う、というような。

振り子の周期は振り子の位置エネルギーと運動エネルギーの変換時間です。
位置エネルギーと運動エネルギーの総和(力学的エネルギー)は一定です。
おもりの重さが変わっても、振れ幅が同じなら位置エネルギーは変わらないので振り子の周期には関係ありません。
振れ幅が違うということは力学的エネルギーの量が違うということであり、位置エネルギーと運動エネルギーの変換時間が変わります。
つまり、周期が変わることになるのですが、振れ幅が小さい時、その違いは無視してもいいくらいの大きさです。
なので、振れ幅を大きくしすぎない時、振り子の振れ幅は振り子の周期には関係ないといえます。

そんで、残るは振り子の長さ。
振り子の長さが違えば、同じ振れ幅でも振り子が1往復する距離が変わる。
しかし、力学的エネルギーの量は変わらず、速さも変わらないことから、位置エネルギーと運動エネルギーの変換時間、つまり周期が変わります。

というようなことを教材観に書きました。
けど、今考えてたけど、振り子の長さのとこの説明、おかしくないか?
位置エネルギーは高さで、運動エネルギーは振り子が一番下に来る時にMAXになって、その時位置エネルギーはminになる。
長さが短い時と、長い時では長い時の方が、振れ幅が同じでもその差は大きくなる。
振り子をスタートさせる前、振り子を持ち上げてる時点では位置エネルギーMAXだから、その時の力学的エネルギーはその位置エネルギーの量になるわけで。

つまり、力学エネルギーの量は違くて。
ってことは、振り子の速さも速くなるはずで…。
でも速くなっても、動く距離が長くなってるから、それを動く分には余計時間がかかるっていうこと?

ねぇどういうこと?
分からん、いやーーーー。

でも、これを授業する前に気づかなくてある意味よかった…。
気になりすぎて授業に自信もてなくなる。

教材研究は自信につながる。
しっかり勉強しなくちゃ。
あー、分からんくてむずむずする。

そいえば、理科担当の先生に、夢に振り子が出てきたら授業上手くいくよ、と言われました。
つまり、そんだけ起きてる時に振り子のこと考えてる、ってことなのですが。
見ました、夢。
授業してる夢。

授業自体は、予定してた内容は全部できなかったけど、おさえたい内容はおさえられました!
子どもらは、周期が振り子の長さのみによって変わる、ということを1周期が1秒の振り子を作る、ということを通してもうやっていたので、わたしは周期が2秒の振り子を作って、その時の長さを周期の関係から、周期が長くなると長さも長くなり、短くなると短くなる、ということを確かにするのが目標でした。
さらに、そこから見える周期と長さの関係までいけたら尚よし。
周期が3秒の振り子を作って調べることで確認しようと思ったのです。
1周期が1秒の振り子の長さは25㎝。
1周期が2秒の振り子の長さは100㎝。
1周期が3秒の振り子の長さは?

答えの予想は225㎝と400㎝が出ました。
1周期が1,5秒とか、間の周期の長さを求めてたら、単に正比例関係にないことがもっと簡単に予想できるのかも。

実際に1周期が3秒の振り子、作ってて、演示するはずだったのだけど、時間なかった。
ちなみに答えは225㎝なのだけど。


つづく。

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